化粧品・健康食品メーカーのサラヴィオ化粧品(本社・大分県別府市、濱田拓也社長)は
広島大学病院再生医療部の味八木茂講師、同病院リウマチ膠原病科の山崎聡士助教との共同研究で、別府温泉で採取した新種藻類(RG藻類)に含まれる糖脂質に、高い抗炎症作用があることを細胞レベルの試験で確認した。モニター調査でも、関節炎・筋肉痛・湿疹・肌荒れ・ニキビなどで改善効果が認められた。同藻類エキスを配合したスキンケア化粧品の年内の本格販売を目指すとともに、医療品開発に向けた安全性試験、臨床研究などを展開していく。
研究グループは、RG藻類から糖脂質を抽出・精製し、薄層クロマトグラフィーおよび、ガスクロマトグラフィー質量分析法で、有効成分としてモノガラクトシルジアシルグリセロール(MGDG)と、ジガラクトシルジアシルグリセロール(DGDG)を同定した。また、これらを高濃度に含む糖脂質溶液(RG糖脂質)の作製も成功した。…