別府市鶴見のサラヴィオ化粧品は、中小企業基板整備機構が行う「ジャパン・ベンチャー・アワード」で初めて創設された「地方創生特別賞」を受賞し、26日、浜田博市長に報告をした。
別府の温泉から抽出した成分をもとに製造した高い抗炎症作用をもつローション「RG92」を開発。新規藻類に対する将来性と効果を応用した社会貢献への取り組みが評価されたもの。「RG92」は特許も取得している。
濱田茂会長、加世田国与士中央研究所長と研究員らが出席。濱田会長は「地方創生元年ということで、違う角度でも注目されている。温泉の研究が注目されているもので、地域資源の活用につながっている。温泉はこれまで何となく良いとわかっているが科学的にはよくわかっていなかった。今回RG92は、炎症を抑える治療薬としての効果があると特許で認められ、別府の温泉が良いというお墨付きをもらった。すでにいろんなアクションが起きている」と報告。
浜田市長は「現在、医師会らが温泉の効能について調べていて、中間発表で効能があると発表してくれた。RG92は、温泉の効能があることを商品として実証してくれていると思う。地域創生の核になると思う。大きな元気をいただいた。市民にもっと温泉という宝に気付いてほしい。素晴らしい研究者がいて、世界に発信してもらっている」と称えた。
▼記事に関する活動の詳しい情報はこちら
ジャパンベンチャーアワード(JVA)2015 地方創生特別賞 受賞
※記事内容は読みやすいように、若干、改行等修正させて頂いております。予めご了承ください。
【 新聞記事 】
2015年2月27日発行 今日新聞に掲載されました。